梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 054

名場面の一つ、「武松、虎を打つ」が始まる。原本では第二十三回のところである。――水滸、書をひらけば第二十三。といわれる。そこが面白くてなんども読む。だから、ページがなずんで、なにげなくページをひらいても、しぜんに第二十三回のところをひろげて…

十数回目の『水滸伝』通し読み記録 002

ちょっとお行儀の悪い話なのですが。 食事の最中に、つい携帯をいじってしまったりする方です。 モノを食べてるときって(まあ基本ぼっちだからなんですが)、妙にアタマの中が暇じゃないですか? そんなときにはつい、気になってすぐにネットで調べずにはい…

十数回目の『水滸伝』通し読み記録 001

さて。 先日より、十数回目になる『水滸伝』の通し読みをしています。 (実は、正確な回数はよくわからないんですよ。これまで吉川·清水訳の百回本を恐らく10回くらい、駒田訳の百二十回本を1回、通し読みしてきたので、初めて井波訳に挑戦する今回を「十数…

『水滸後伝』第24回あらすじ

燕青は楊林を連れて金の軍営に向かい、捕虜となった道君皇帝に謁見して、「苦みの後には甘み」の意味をこめて青梅百個と蜜柑十個を贈る。 皇帝は返礼にと、詩を書いた団扇を燕青に賜る。 帰り道、燕青らは懇意にしていた盧俊義の縁者・盧二郎旦那の妻と娘が…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 053

〈通行料・暗殺救出依頼〉清風山盗賊の通行料(第34回)黄金3000両→3000万円。蔡福が盧俊義暗殺のため李固より金子500両、盧俊義救出のため柴進より(第62回)黄金1000両→双方より500万円と1000万円。【図解 「水滸伝の家計簿」の項より】— 水滸伝関連書籍bo…

『水滸後伝』第23回あらすじ

王鉄杖は蔡京らを見つけられずに東京に帰り、李綱に復命する。 欽宗は、金との和議を説く李邦彦らと、迎え撃とうと言う李綱や种師道らとの間でなおも揺れるが、最終的には抗戦を決める。 种師道は開封に迫る金軍を迎え討つにあたり、援軍を待とうと言うが、…

水滸伝関連書籍bot 今後の予定

いつも水滸伝関連書籍botにいいねやRTをいただきまして、ありがとうございます。 さて、予告してありました『中国の五大小説(下)』『図解雑学 水滸伝』『ものがたり水滸伝』からの引用入力作業がひととおり終わりましたので、今後の予定について、少しお知…

『水滸後伝』第22回あらすじ

楊林たちは唐牛児が城外へ投げ下ろした手紙から柴進の無事を知り、扮装をして城内に紛れ込む。 戴宗が城内から合図して飲馬川の軍勢にはしごで城壁を登らせると、城内の兵たちは恐慌状態となる。李応が高源を討ち取り、柴進とその家族は無事に保護される。 …

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 052

三山合流して梁山泊に入った時、「生辰綱」強奪が話題となって一同大笑いとなるが(第58回)、晁蓋・呉用らとのわだかまりは本当になくなっていたのだろうか。楊志の心のうちが気になるところである。【図解】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年1…

『水滸後伝』第21回あらすじ

李応と呼延灼は曇化と闘うが、打ち負かすことができない。頭領たちは朱武の計略に従い、曇化の軍勢を飲馬川に貼りつかせて、密かに万慶寺へと兵を差し向ける。 寺に踏み込んだ頭領たちが酒盛りをしながら待っていると、果たして曇化が引き返してくる。頭領た…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 051

雑劇で扱われているのは、〈中略〉108人がいかにして梁山泊に集まることになったかの物語でもなければ、この集団がいかにして崩壊したかの物語でもない。そこでは梁山泊は安定した基地として恒久的に存在し、豪傑たちはそこを離れては事件を解決して戻ってく…

完全にゼロから始めるサウンドノベル作成 002

さて。 前回からものすごく間が空いてしまいましたが、サウンドノベル作成、諦めたわけではございません。 歩みは遅くとも少しずつ、作成に必要な環境を整えてまいりました。 字幕だけの画面を作成するにあたっては、ノベルゲーム制作ツール「TyranoScript」…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 050

■たくさんある『水滸伝』の続編古本水滸伝(梅寄鶴・著/民国):七十回本の続編。梁山泊軍が官軍に勝ち続ける。水滸中伝(姜鴻飛・著/民国):七十回本と水滸後伝の間の話。水滸外伝(劉盛亜・著/民国):水滸後伝の続編。阮小七の娘と花栄の息子の恋物語。…

『水滸後伝』第20回あらすじ

呼延灼の部隊は、汪豹とともに黄河のほとりの楊劉村を守るよう指示を受ける。 呼延灼は汪豹から「金に投降して楊劉村を献じよう」と誘われるが、それには応じず、汪豹に謀反の意図があることを息子たちに伝える。 ある夜、汪豹は嵐に乗じて、自軍に引き入れ…

『水滸後伝』第19回あらすじ

宿元帥は開封にやってきた聞煥章に会い、彼を無罪にするために口添えしようと申し出る。安堵した聞煥章は、しばらく大相国寺に逗留する。 一方、金は一旦結んだ盟約を反故にするような宋の態度に怒って、兵を差し向けていた。金軍は宋に迫り、道君皇帝は李綱…