『水滸後伝』第21回あらすじ
李応と呼延灼は曇化と闘うが、打ち負かすことができない。頭領たちは朱武の計略に従い、曇化の軍勢を飲馬川に貼りつかせて、密かに万慶寺へと兵を差し向ける。
寺に踏み込んだ頭領たちが酒盛りをしながら待っていると、果たして曇化が引き返してくる。頭領たちは曇化を捕らえて本堂の柱にくくりつけ、寺もろとも焼いてしまう。
李応たちが宴会をしていると、戴宗がやってくる。
戴宗は朝廷から大名府に、出兵を催促する詔書を届けたが、詔書は金に帰順したがっている知事の劉予に焼かれてしまった。
行く宛がなくなった戴宗は滄州の柴進を頼ろうとしたが、滄州では高濂の弟の高源が知事になっており、李宰相が出した「富豪たちから財貨を徴収し、渋る者は死罪にせよ」との通達にかこつけて、柴進を囚えてしまっていた。
飲馬川は「柴進を助けたい」との戴宗の懇願に応じて、滄州に出撃する。
高源は警戒体制をとって飲馬川を寄せつけず、柴進の処刑を命じるが、牢番の吉孚は同僚たちを欺いて柴進を連れ出し、宋江の昔なじみの唐牛児の家に匿う。