梁山から来ました

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『水滸後伝』第23回あらすじ

王鉄杖は蔡京らを見つけられずに東京に帰り、李綱に復命する。

欽宗は、金との和議を説く李邦彦らと、迎え撃とうと言う李綱や种師道らとの間でなおも揺れるが、最終的には抗戦を決める。

种師道は開封に迫る金軍を迎え討つにあたり、援軍を待とうと言うが、姚平仲はそれに反発して出撃し、隊は部下の裏切りに遭って潰滅する。落ち延びた姚平仲は青城山で漢代の鍾離権と巡り会い、その弟子となって俗世を離れる。

 

金の斡離不は宋が兵を差し向けたことに怒って、開封を激しく攻撃する。孫参政に取り入った郭京は、欽宗に「神術を行なって金を退散させる」と豪語して受け入れられ、七日間かけて盛大な祀りを行った後、霊験がないと見るや失踪してしまう。


斡離不は上皇·皇帝ほか多くの者を捕虜として、金へ連れ去る。

宋側には皇族のうち、康王が残されている。以前、金の捕虜だった康王は、金営を脱走したところ、崔府君廟の泥馬が霊験を顕したため、その背に乗って、宋に帰り着くことができたのだ。康王は張邦昌の要請に応じて南京応天府に遷都し、高宗と名乗る。


東京陥落を見届けた戴宗と楊林は飲馬川に帰ろうとするが、燕青は「まだすることがあるので留まってほしい」と言う。