『水滸後伝』第22回あらすじ
楊林たちは唐牛児が城外へ投げ下ろした手紙から柴進の無事を知り、扮装をして城内に紛れ込む。
戴宗が城内から合図して飲馬川の軍勢にはしごで城壁を登らせると、城内の兵たちは恐慌状態となる。李応が高源を討ち取り、柴進とその家族は無事に保護される。
李応は皇帝の消息を確かめるため、戴宗と楊林を都に派遣する。戴宗らは東京近くの寺に宿を借り、食料を求めて周囲の民家を訪ねるうちに、燕青と再会し、しばらく彼の家に逗留する。
欽宗は「南に逃げるべき」と言う李邦彦と徹底抗戦を説く李綱の間で揺れるが、禁軍兵士たちの意志を知って抗戦を決める。また、太学士の陳東の告発に基づき、蔡京ら数人の奸臣が逮捕され、流罪となる。
儋州に送られた蔡京、蔡攸、高俅、童貫は道中用心を重ねるが、播州に向かう楊戩、王黼、梁師成は堂々としたもので、王黼は酔って、金国と水面下で話をつけていることまで喋ってしまう。
楊戩らが寝ている間に、李綱の命を受けた刺客の王鉄杖が、彼ら三人の首を斬ってしまう。