梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

「金庸 セリフ&会話bot」は今年いっぱいで活動を終了します

金庸 セリフ&会話bot」をフォローくださっている皆様、いつもありがとうございます。

突然のお知らせとなりますが、当botは2020年12月31日をもちまして、通常ツイート、企画を含む全ての活動を終了させていただきます。どうやらこのアカウントは6年8か月に亘って存在していたようです。

初期からフォローいただいていた方、最近存在を知ってフォローくださった方、一人ひとりに御礼を申し上げます。

これまで、ありがとうございました。

 

活動終了を決めた理由は、主な目的である「日本における武俠文化の活性化」に、このbotが貢献できていないと判断したからです。

より端的に言いますと、「RTが少ない」。これが致命的でした。

 

武俠文化を盛り上げるためには、現在、Twitter上で武俠をメインに活動されている方々だけではなく、

・武俠作品は好きだが、主に別のジャンルで活動している方

・以前、武俠を好きだった時期があるが、現在は少し距離を置いている方

・武俠ファンの友達の影響で、少し興味を持ち始めている方

などを、味方につける必要があります。

そのためには、上記のような「武俠ファンの周縁クラスタ」の方々が、Twitter上で、武俠に関する情報を頻繁に目にできる状況を、つくっていくことが望ましいでしょう。

botが目指していたのは、そのためのネタの提供です。Twitter上で武俠作品に関する情報が飛び交い、周囲の方々により一層の興味を持っていただける状況を目指して、1日10回、「話のネタ」を投下していたわけです。

最後の企画「金庸 名セリフ&名会話 傑作選」も、そうした意図の延長線上で考案したものだったのですが、定着はしませんでした。

 

botがつぶやくツイートは、中の人が1日20ツイートずつ、継続して登録をしていました。20個のツイートを登録するには、慣れていても1時間弱の時間がかかります。

全作品をコンプリートするには、今後何年にもわたってそれを続ける必要があったのですが、現状各ツイートにいただいている「いいね」やRTの数を鑑みるに、1人の人間が1年に365時間を費やして登録を続けていったところで、この努力はおそらく、大半が無駄になります。

本気で武俠文化の隆盛を願うなら、これとは違う方法を模索しなければならない。そう判断し、残念なことではありますが、活動の終了を決断いたしました。

 

ちなみに、もし心優しいフォロワーさんが「そんな意図があったとは知らなかった。これからは積極的にRTしよう」と思ってくださったとしても、「頑張って」RTしていただくことには意味がないと思うんですね。おそらく、数ヶ月先には元の状況に戻ってしまいます。
心からRTしたいと思っていただけるコンテンツを提供できなかった、状況をつくれなかった、という時点で、目的は達成できなかったことになります。

いくら金庸作品が素晴らしいセリフや会話で構成されているとは言っても、金庸ファンの皆様にとっては「過去に一度は目にした情報」ですから、その引用には意外性がありません。botという形で魅力的なコンテンツに仕立てるのは、無理があったということなのでしょう。

 

なお、中の人はもう1つ「水滸伝関連書籍bot」というbotを運営しています。

こちらは、フォロワー数こそ金庸botより少ないものの、若干RT数が多く、少しは有益かつ意外性のある情報をご提供できているように見受けられますので、しばらくは様子見(活動続行)とさせていただきます。

 

 

金庸botは活動終了前の10日間、中の人の私撰ではありますが、「これぞ」という名セリフ、名会話を大放出いたします。

金庸 名セリフ&名会話 傑作選」の企画も12月までは実施しますので、皆様お気に入りのシーンや、好きな登場人物の会話が出てきましたら、ぜひRTまたは「いいね」でご支持をよろしくお願いいたします。

 

 

最後になりますが、bot上での「お知らせ」に、温かいねぎらいの言葉をお寄せくださったフォロワー様、誠にありがとうございました。

botの運営は孤独な作業でしたが、2時間に1回、140字のツイートで、皆様にわずかでも「笑い」や「癒し」を提供し、各シーンを読んだときに感じたことを思い出していただけたならば、大変光栄に存じます。