梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

『水滸後伝』第24回あらすじ

燕青は楊林を連れて金の軍営に向かい、捕虜となった道君皇帝に謁見して、「苦みの後には甘み」の意味をこめて青梅百個と蜜柑十個を贈る。

皇帝は返礼にと、詩を書いた団扇を燕青に賜る。


帰り道、燕青らは懇意にしていた盧俊義の縁者・盧二郎旦那の妻と娘が兵たちに連行されるところに出くわす。

盧二郎は財産を厳しく徴発されるうち拷問に遭って死んでしまい、妻と娘はあと八百両がなければ自由の身になれないとのこと。燕青が家に戻って貯蓄を数えてみると丁度八百両であった。また、二人を助けられるかどうかを賭けて、弩でからすを撃ったところ、一発で二羽を撃ち落としてしまう。


燕青は八百両を持って盧の母娘を助けに向かうが、頭目は「手数料としてあと三百両が必要。大名府に入ってしまえばそれが六百両に増える」という。戴宗は金を持ってこようと、飲馬川へ引き返す。

燕青と楊林は、連れ去られた盧の母娘を追って、盧二郎の番頭だった盧成と共に大名府へ向かうが、追い剥ぎに遭って財産を全て奪われてしまう。