梁山から来ました

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『水滸後伝』第19回あらすじ

宿元帥は開封にやってきた聞煥章に会い、彼を無罪にするために口添えしようと申し出る。安堵した聞煥章は、しばらく大相国寺に逗留する。

一方、金は一旦結んだ盟約を反故にするような宋の態度に怒って、兵を差し向けていた。金軍は宋に迫り、道君皇帝は李綱の進言に従って位を皇太子に譲る。


聞煥章はある日、呼延灼と再会し、その息子・呼延鈺の家庭教師を引き受ける。

呼延灼は教練からの帰り道で、紅い箱を抱えた泥棒たちを追いかける一人の少年を見かける。鮮やかな手並みで彼らを倒してしまったその少年は、徐寧の息子・徐晟であった。呼延灼は身寄りのない徐晟を自分の家に引き取る。


李綱は天下の豪傑を募って黄河の守りに着かせるため、ご前試合を開催する。試合を観覧していた呼延鈺と徐晟は、飛び入りで見事な武芸を披露し、驍騎校尉に任ぜられて、呼延灼の隊での出征が決まる。

聞煥章は呼延灼から「妻と娘を汝寧州に送り届けてほしい」と依頼されて引き受けるが、汝寧州では土匪の反乱が起こっていたため、行き先を登雲山に変更する。呼延灼の家族は登雲山に落ち着き、聞も娘と再会する。