『水滸後伝』第20回あらすじ
呼延灼の部隊は、汪豹とともに黄河のほとりの楊劉村を守るよう指示を受ける。
呼延灼は汪豹から「金に投降して楊劉村を献じよう」と誘われるが、それには応じず、汪豹に謀反の意図があることを息子たちに伝える。
ある夜、汪豹は嵐に乗じて、自軍に引き入れていた間者を決起させ、対岸の金軍とも呼応して、呼延灼父子をとり囲んでしまう。三人は必死に囲みを解いて逃げた後、保定にいる朱仝を頼ろうと決める。
保定に着いた呼延灼父子が朱仝を訪ねると、彼は今、虎峪寨の守りについているとのこと。行き先を失って万慶寺にたどり着いた三人は、金の手先と成り下がった和尚たちに追いかけられて、山神廟に落ちのびる。
呼延鈺と徐晟は、山で鹿を仕留めて煮込んだところで、ふと泣き声を耳にする。駆けつけた二人は、女が和尚に手篭めにされかけているのを見つけて助け出し、「万慶寺の曇化が飲馬川を滅ぼそうとしている」との情報を得て、行き先を飲馬川に定める。
三人は道中、金兵に単騎追われていた朱仝を助け、すぐに飲馬川の楊林とも巡り合って、山寨に迎えられる。
曇化は斡離不から兵を借りて飲馬川を攻め、山寨の頭領たちはそれを迎え撃つ。