水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 068
顧大嫂「かやつを、そのままにしておいたら、あたしたちに仇をするのがおち。草を刈るなら根まで抜けって言います。まず、あいつをやっつけて、その荷物を扈さんの手へもどしてあげなくちゃ。そしたら、なくなられた扈三娘への義理もたとうというものですよ」
— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2020年1月30日
【鳥居後伝02】
『水滸伝』本伝に書かれているわけではないので、完全にイメージで語る話なんですが……
顧大嫂って、「梁山泊の女性頭領の最年長者」としての自覚がハンパなさそうな感じしますよね。
山寨での生活のなかで、いつも孫二娘や扈三娘の面倒を見ていそうです。正直言うと若干鬱陶しいくらいなんだけども、顧大嫂のおかげで助かったことは実際たくさんあるから、孫二娘や扈三娘も彼女のことは内心、「長女」と思って一目置いてそう。
下っ端の男性頭領たちから「おまえら、いつ見ても仲いいなー」とか言われて、「こうしてると、本当の姉妹みたいだろ?」とか言いながら扈三娘の隣に並んでみせて、リアクションに困らせてそうです(顧大嫂としてはツッコミ待ちのつもりなんだけど、そこに遠慮なくツッコんでいける頭領と、とてもじゃないが牝虎の尻尾を踏みになんかいけない頭領とで分かれそう)。
……そんなイメージがあるから、『後伝』のこの場面で、亡くなった扈三娘のことを気にかける顧大嫂の発言が、自分はとてもしっくり来ます。
欲を言えば、『後伝』のどこかに、孫二娘のことを思い出しての発言もあったら、一層楽しめたかもしれませんね。
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