梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

『水滸後伝』第30回あらすじ

曽世雄が宋清の夫人を連れて鄆城県に戻ると、飲馬川の頭領たちは曽を捕らえ、郭京と並べてさらし首にする。

樊瑞は燕青の計略で曽世雄に扮装し、金兵の服を着た手下たちを連れて済州に向かい、朱仝、宋清、皇甫端を馬小屋から連れ出す。

朱仝が銭歪嘴の家に向かうと、銭夫妻は彼を密告して得た金の使い道を話しているところだった。朱仝は夫妻を殺し、雷横の母を連れ戻す。

 

一行は後始末をして登雲山に向かい、仲間たちとの再会を果たすが、三日間の宴会の後、阿黒麻が登雲山を掃蕩しようとしていることがわかる。安道全が金鼇島にいる李俊たちのことを話すと、一同は寨を引き払ってそこへ行こうと決める。


阿黒麻は登州で劉夢龍の弟・劉夢蛟に大量の軍艦を造らせていたが、梁山泊の残党が事件を起こしたと知って済州へ戻っていた。頭領たちはその隙をついて現場を襲い、軍艦を強奪して海へ出る。

数日後、船は日本の薩摩州に着き、倭人たちに襲われるが、一行は通事と交渉して絹や織物を与え、災いを逃れる。

 

船はしばらくして清水澳に到着し、沖に停泊する。このとき、清水澳にいる頭領は狄成だけであった。