梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

フルシアンテ、レッチリに戻るってよ

上記は、このたびレッチリことRed Hot Chili Peppersがインスタグラムに掲載したメッセージです。

ファンサイトのアカウントがtwitterに転載していたので、そのツイートを引用させていただきました。

 

自分は特定の有名人のファンにはならない人間で、レッチリに対しても「好きな曲がたくさんある」というだけで、活動を追いかけたりはしていません。そのためジョン・フルシアンテがいつからいなかったのかも正確にはわからず、今回「10年」と聞いて衝撃を受けた体たらくなのですが……

ともあれ、このメッセージには、大きな感銘を受けました。

彼らはミュージシャンとしてだけではなく、エンターテイナーとして、インフルエンサーとして、偉大な人々だと思います。

 

最初の段落を見てみましょう。

ジョンがいなかった10年の間ギターパートを務めたジョッシュ・クリングホッファーが、バンドを去ることを告知しています。

この段落は比較的長く、ジョッシュが尊敬すべきミュージシャンであること、バンドメンバーとして多大な貢献をしてきたことを、言葉を尽くして(とは言え、重複はしないように考え抜かれた表現で)伝えています。

ジョッシュがバンドを去ることについては、今後、色々な憶測が飛び交うことでしょう。それを見越した3人は、(事実はどうあれ公式には)円満な別れであることを表明し、必要以上の中傷が彼に向かうことを防いでいます。

 

2番目の段落はごく短いもので、ジョン・フルシアンテの再加入を一文で告げています。

全世界が待ち望んだこのニュースに対するメンバーたちの感慨は、with great excitement and full heartsという一節に集約されています。それ以上の余計なことを彼らは語りません。

彼らの歴史について一定の知識のある人なら、ジョンの再加入という事実だけで充分に衝撃を受けるはずだし、これからバンドがどうなっていくかは、ここで言葉で語るよりも、これから先、活動で語るべきということでしょう。

こうあっさりと終わられると、ついつい、続報に期待してしまいますよね。このワクワク感も、きっと彼らの計算のうちです。

 

まあ、この歴史に残る画像は、メンバーの誰かではなくスタッフさんによって、準備されたものかもしれませんが、、、

そうだとしても、素晴らしいスタッフさんに恵まれ、このメッセージにゴーサインを出したアンソニー、フリー、チャドの3人の評価が落ちるものではありません。

 

今晩は、レッチリの曲を聴きながら過ごすことにします。

過去にジョンが弾いた曲をたくさん。そして、ジョッシュが弾いた曲も、忘れずに。