梁山から来ました

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『水滸後伝』第37回あらすじ

李俊は各島を回って、駐留している頭領たちと住民を慰撫する。

その後、帰って酒盛りをしていると、以前馬国王の大難を予言したあの道士がやってくる。道士は李俊の行く末を予言し、衝立に詩を書きつける。また茘枝と牡丹の枝を献上して、一人ひとりに一杯ずつ酒を差し出した後、鶴に乗って去る。

 

次の日、牡蠣灘で宋の高宗が阿黒麻の船に追われていると聞いた李俊は、皇帝を助けに向かう。李俊たちが金兵を追い払って高宗に挨拶すると、高宗は梁山泊の頭領たちの名誉を回復する意志を示す。

李俊らは高宗を暹羅城に招く。高宗は道士が書いた詩に目を留め、「以前同じ詩を道士から教わったことがある」と言う。また燕青が徽宗の筆跡のある団扇を見せると、国政への意気込みを新たにする。


高宗は暹羅国で李俊らと元旦を過ごす。次の日、裴宣が先の戦いで捕らえた金の将官の身分を改めると、なんとそれは趙良嗣と王朝恩であった。二人は八十回の棒たたきを受けた後、都に送られて処刑されることとなる。
高宗は柴進ら八人の頭領を伴にして都に戻る。