梁山から来ました

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『水滸後伝』第15回あらすじ

州知事は、北京の童貫の要請に基づき徽宗が下した聖旨を携えていた。戴宗を召し出し、軍で任務につかせるように、とのことである。戴宗は渋るが、結局は北京に向かい、役目につく。

 

金は宋と結んで黄竜府を陥落させ、趙良嗣もまた涿州を降伏させる。遼は宋との和議を求めるが童貫に斥けられ、奮戦もむなしく降伏することとなる。

宋は趙良嗣らを金に遣わし、燕雲十六州を宋の領土とする旨申し出る。金は不本意ながらも土地を手放し、代わりに毎年銀を贈るよう、宋に要請する。


戴宗は遼との戦争が終わったので官職を退こうとするが、童貫は建康に手紙を届けるよう言いつける。道中、戴宗は李逵の夢を見、夢の意味を訝りつつも、建康に到着して手紙を届ける。

戴宗は建康の街中で、四、五人のゴロツキに殴られている蔣敬を救い出す。蔣敬は建康で商売をしていたが、甘茂という質の悪い男に掛金を踏み倒された上、言いがかりをつけられていたのだ。

役所の書き役たちは、枢密の使者である戴宗とその友人の蔣敬のため、甘茂に厳しい処罰が下るように取り計らう。