梁山から来ました

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『水滸後伝』第28回あらすじ

戴宗は、以前登雲山の穆春に出会ったことを思い出し、彼らのもとへ身を寄せようと提案する。一行はその提案に乗って登州へと向かうが、途中、金の兀朮の軍に遭遇し、混乱のうちに呼延鈺と徐晟が行方不明となる。
呼延鈺と徐晟は金の阿黒麻に出会い、斉国の軍人のフリをして武芸の腕を披露する。特攻隊小飛騎に抜擢された二人は、金に捉えられて隊員となっていた宋清の息子・宋安平と再会する。

軍営には踢雪烏騅と照夜玉獅子の二頭の馬が揃っており、三人は馬を奪って逃走する。

 

宋安平の提案で鄆城県に向かった三人は、途中の居酒屋でしびれ薬を盛られるが、店で働いていた武松の昔なじみ・鄆哥のとりなしで救われる。

三人が鄆哥に素性を明かすと、彼は三人を梁山泊へ連れて行く。そこには頭領たちの在りし日の像が建てられ、かつて梁山泊で小頭をしていた江忠によって、鄭重に祀られていた。三人はその神前で、義兄弟の誓いを立てる。

 

一行は趙能のせがれの「百足虫」が人々を連行してくるとの知らせを聞いて、百足虫を迎え撃ち、捕虜を解放する。捕虜の中には宋江に閻婆惜を世話した王婆さんと、禁軍司令呂元吉の娘がいた。呼延鈺は二人を守りつつ、徐晟、宋安平とともに鄆城県へ向かう。