梁山から来ました

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『水滸後伝』第29回あらすじ

宋安平の家に着いてみると、屋敷は焼け、宋清夫婦は行方知れずになっていた。

宋夫妻を連行したのは鄆城県の知事と、団練使の職を得た曽塗の息子・曽世雄とのこと。呼延鈺と徐晟がとりあえず登雲山へ行こうと出発しかけたところへ、飲馬川の頭領たちが続々とやって来る。

頭領たちは役所になだれ込んで、知事になっていた郭京を縛り上げるが、そこに宋清の姿はない。既に曽世雄によって済州へ連行されたあとだという。

 

戴宗らは済州へ偵察に行くが、その途中で、家族を連れに出たまま戻らない朱仝の消息を探る。朱夫人によると「雷横の母親が甥の銭歪嘴によって済州に連れ去られたため、主人は様子を見に行き、そのまま戻らない」とのこと。

銭は朱仝がやってくると、報奨金ほしさに役所に密告し、逮捕させていたのだった。馬小屋に連れて来られた朱仝は、同じく捕らわれていた宋清と、馬の治療をしている皇甫端に再会する。


皇甫端は馬係りの頭目経由で阿黒麻の妻に渡りをつけ、朱仝と宋清の件を金銭で解決できるように、話をまとめる。阿黒麻は曽世雄に言いつけて、宋清の夫人を鄆城県に送り返させる。

朱仝を追ってきた戴宗は、皇甫端からこのいきさつを聞き、鄆城県に戻って頭領たちに伝える。