梁山から来ました

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『水滸後伝』第38回あらすじ

高宗の一団は無事、臨安に入る。

柴進ら暹羅国の使者たちは勅書がくだるまで数日暇になり、杭州の名所を巡るが、宋の領土が東南半分となってしまったことには、感傷を禁じえない。

一行は六和塔で武松と再会し、これまでのことを話してきかせる。呼延灼は武松を暹羅国に誘うが、彼は魯智深林冲の墓を守るため残ると言う。翌日、一同は墓参りをして武松と別れ、湧金門の張順の廟を訪れる。


夜、柴進、燕青、楽和は、湖のほとりで客相手に歌を披露する李師師を見かける。次の日、李師師の使いの男が宿所に来たため、一同は太湖船を雇って李師師を迎える。

李師師が一人ひとりに茶を献じると、徐晟は緊張で茶をこぼしてしまう。李師師は燕青に絶えず話しかけるが、燕青はまるで知らぬふりである。


詔書がくだって、一同は使者の宿元帥とともに暹羅国に帰る。李俊は改めて暹羅国王に封じられ、兄弟たちも各々、宋から役職を賜る。戴宗と安道全は高麗に出向いて同盟関係を確認し、宿元帥は「この件を高宗に奏上してほしい」との依頼を受けて帰朝する。