梁山から来ました

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『水滸後伝』第27回あらすじ

一行は黄河の渡しを南に渡ろうとするが、渡し場は金の烏祿と逆臣汪豹の軍に守られ、船は見当たらない。燕青はまたしても木札を使って金の使者になりすまし、烏祿が汪豹を疑うように仕向ける。

烏祿が汪豹を出撃させると、頭領たちが襲いかかって軍勢を追い散らし、呼延灼らは汪豹を捕らえる。頭領たちは隠してあった船を使って黄河を渡った後、汪豹を吊るし上げ、下から大勢で矢を射かけて殺す。

 

一行は旅を続けるうち、燕青の知り合いの葉茂という者に会い、彼が今、蔡京、蔡攸、高俅、童貫を流刑地へ護送していくところだと知る。頭領たちは蔡京らの宿泊所を訪れて「一献差し上げたい」と申し出、ひとしきり宴会を行なった後で、自らの正体を明かす。

李応は宴席を片付けさせ、宋江、盧俊義、林冲楊志李逵の位牌を取り出して、蔡京らの罪状を数え挙げたのち、四人に鴆酒を飲ませて兄弟たちの恨みを晴らす。


その後、向かおうとしていた宗留守の軍勢が雲散霧消したと聞いた頭領たちは、新たな行き先を求めて話し合う。