梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

『水滸後伝』第16回あらすじ

蔣敬は戴宗と別れた後、竜江関から船を雇うが、船頭の陸と張は蔣敬が寝入った隙に荷物と腰刀を取り上げ、彼を殺そうとする。

蔣敬はとっさに水中に逃げ、岸へと辿り着いた後、大雪の中で凍えて行き倒れかけるが、近くの草庵に住む老僧に助けられる。

 

その後、江州で知り合いの商人の世話になった蔣敬は、潯陽楼へと赴き、宋江に倣って壁に詩を書きつける。後ろから肩を叩かれ振り返ってみると、そこには穆春が立っていた。二人は蔣敬の金を取り戻すため、船頭の張の家に押しかける。穆春が張の女房を脅すと、女は「金は床下のかめの中にあり、張もまた、陸に殺されてかめの中に入っている」と言う。穆春と蔣敬は、張の女房と、帰ってきた陸の二人を殺して金を取り戻す。

 

穆春は蔣敬に、姚環という男に家作と田畑を騙し取られたことを打ち明ける。蔣敬は「取り戻すための金を融通してやろう」と言って、穆春と共に姚のもとへ談判に向かう。

二人を迎え入れた姚環は、家や田畑を返すどころか、穆春に博打を持ちかけて、新たな貸しをつくってしまう。腹を立てた穆春と蔣敬は姚環を殺し、暴れ回った後、姚の家を飛び出す。