水滸伝関連書籍bot 連想語り 080
割と派手めなミスを見つけた……引用時はしれっと蕭譲と裴宣の記述を逆にして、戦死のくだりを削っておきますね pic.twitter.com/JqqU0T8Iu6
— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2020年3月5日
『水滸伝 108星のプロフィール』は大変に分厚い本で、パソコンの支援ソフト等も今ほど充実していなかった時分にこれだけの情報をまとめ上げるのは、さぞかしハードな仕事だったろうと思います。
誤字も散見されるのですが、とにかく文章量が多いので、そこまで大した割合ではありません。まあ、確かに今回ツイートしたような派手なミスも、あるにはあるんですが、決して「校正仕事しろ」と怒るほどの量では……。
(それにしても「戦死」って、どこから来た文言でしょう?単なるコピペミス?)
自分はこれまでの人生で、3冊の本に対して、本気で「校正仕事しろ」と思ったことがあります。
その3冊とは、
①『水滸伝に学ぶリーダーシップ』
②『時間ループ物語論』
(①②は誤字の量が多すぎ、③はそうでもないんですがたった一箇所のミスが致命的でした。東方不敗のことを『天龍八部』のキャラと書いてありました)
……いや、どれも内容はよかったんですよ。
いい本だからこそ余計に、時間や予算の制約からか、その方面に造詣の深い、ちゃんとした校正スタッフを準備できなかったことが悔やまれる、というか。
ただ、ひとつ思ったことがありまして。
自分が上記3冊に対して「校正仕事しろ」と思えたのは、各書籍がメインに取り扱っている分野に、それなりの知識があったからです。
もし「全く知らない分野の知識を得たい、よく知らない事象に対する理解を深めたい」という動機に基づいて手に取る本が誤植だらけだったとしても、「ほへー……そんなもんか……」でスルーしている可能性は大いにありえます。
実はこの世には、意外とたくさんの「校正仕事しろ本」が存在していて、我々はそれらの本に書いてあることを鵜呑みにして間違った知識を蓄えつつ、日々を送っているのかもしれないと……。
そう考えると、ちょっと背筋が薄ら寒くなりませんか。
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