梁山から来ました

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『水滸後伝』第25回あらすじ

大名府へと急ぐ燕青らは、道中、彼らの財産を奪った追い剥ぎたちに出食わす。一行は追い剥ぎを殺して荷物を取り戻し、捕らえられていた女を救い出す。

 

しばらくして、一行は野狐舗という土地にたどりつく。そこには宋の陣屋があった。三人は金のスパイと誤認され、宋兵たちに襲われる。

三人は老将の前に突き出されて責められるが、燕青は「宋の一般人が金に投降するのは、彼らを守れない軍人にも責任がある」と言って老将をやりこめ、感心させる。老将は史進の師の王進で、轟天雷凌振もまた、同じ軍営に逗留していた。

 

大名府では、金に帰順した劉予が斉帝に封じられたが、正兵馬総管の関勝はこれに反発し、官職の返上を申し出る。劉予の怒りを買った関勝は斬首されかけるが、同僚たちの取りなしで救われていた。

大名府に到着し、関勝が牢に連行されるのを目撃した燕青と楊林は、「救い出さなければ」と気を揉む。

 

燕青は居酒屋で、とある将官が落とした木札を拾う。巧みに聞き出したところによると、この木札は金朝で通用するもので、囚人の請け出しをはじめ、何にでも使えるとのこと。

燕青は早速木札を使って盧の内儀と娘を救い、次に金の使者のふりをして、関勝をも助け出す。