梁山から来ました

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『水滸後伝』第6回あらすじ

飲馬川に落ち着いた頭領たちは、李応を筆頭に席次を決め直すが、蔡慶は山寨を辞去し、家族のいる北京に向けて旅立つ。

北京への道すがら、蔡慶は虎峪寨で、樊瑞がひとりの道士と術比べをするのを見かける。樊瑞は難なく相手を下した後、蔡慶と再会を懐かしむ。


樊瑞が術比べをしたのは、李良嗣という金持ちの厄介にになっている道士の郭京だった。

折りしも、李良嗣のもとを訪ねて、童貫の使者がやってくる。その使者の下男のひとりが、蔡慶のことを、馮彪を殺した梁山泊の残党と覚えていた。話を聞いた郭京は、自らの対戦相手の道士を、元梁山泊の残党で法術を使える者、公孫勝であると誤認する。

李良嗣と郭京は、道士たちを捕らえて役所に差し出そうと画策するが、樊瑞はその動きに勘づき、術を使って郭京を身代わりに仕立て、蔡慶ともども部屋を抜け出す。

 

李良嗣は童貫に面会し、金と同盟して遼を討伐しようと提案する一方で、梁山泊の残党の処罰についても持ちかける。童貫は二つの提案を受け入れ、まずは李良嗣に兵を貸して、二仙山の公孫勝を捕らえに行かせる。
公孫勝は濡れ衣を着せられて不審に思いつつも、弟子の朱武とともに山を抜け出して飲馬川に向かい、先に山寨入りしていた樊瑞の話を聞いて、ようやく事情を理解する。