梁山から来ました

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『水滸後伝』第4回あらすじ

荷駄を運んでいたのは、李応の命を受けた杜興だった。杜興が東京へ行くというので、孫立は彼に、楽和への手紙を託す。

楽和のいる王駙馬の家を訪れた杜興は、虞公たちに拘束され、府庁へ連行されてしまう。実は、済州府の騒ぎを知った蔡京らは「梁山泊の残党は全て監禁して宣誓書を取れ」との通達を出していた。楽和は、自分を捕えようという動きがあることに勘づくと、そのまま行方をくらましていたのだ。


杜興は李応から差し入れられた賄賂で罪を軽減してもらって、彰徳府へ流罪となり、天主堂の番に任命される。李典獄は高齢で、その妾・趙玉娥はうら若い美人である。杜興の頑健さを気に入った玉娥は、彼の気を引こうとするが、杜興は全く相手にしない。


ある日、玉娥のお使いで外に出た杜興は、飲馬川で暮らす楊林と再会する。一方、李典獄の甥の馮舎人が彰徳府へやってくると、趙玉娥はそちらに夢中になり、二人は典獄の留守中に出来上がってしまう。

玉娥は邪魔な杜興を除こうとして、「色目を使われた」と典獄に告げ口をし、典獄に問い詰められた杜興は、玉娥と馮舎人の関係を打ち明ける。どちらの言い分を信じてよいものか判断しかねた李典獄は、とりあえず杜興を遠ざけようと、まぐさ倉に配置換えする。