水滸伝関連書籍bot 連想語り 075
孫立「東京へ行くんなら、持って行ってもらいたい手紙があるんだが、そっちの、つごうはどうだろう」
— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2020年2月20日
杜興「どうせついでだ。誰に届けるのかね」
孫立「わしの女房の弟楽和なんだ。女房が長いこと会わんもんで心配している。わしも、ちと相談したい大事なことがある」
【鳥居後伝04】
※シリーズの途中ではありますが、内容とタイトルの乖離が甚だしいため、「ひとこと感想」→「連想語り」にタイトルを改めさせていただきました。あ、バナーも作り変えないといけませんね。ぼちぼちやります。
……ふと思ったんですが、「おら東京さ〜行ぐだ〜♪」っていう曲をBGMにして、『水滸伝』のドラマ等の映像を使ったMAD動画をつくったら、結構合うんじゃないでしょうか。
主人公は思いっきり田舎のイメージの好漢ですね。陶宗旺とかはあんまり素材がないと思うんで、史進あたりが妥当でしょうね。
まあ、当時は東京にもテレビやラジオやディスコはなかったと思いますが、遊郭や寄席はたくさんあって、全国の若者が憧れる、華やかな場所だったはずです。
えっ、東京違い?細かいことは気にすんな!
などとくだらんことを言ってないで、ツイートの内容についてです。
「楽和に孫立からの手紙を届ける杜興」という字面だけでもうワクワクが止まらないわけですが、杜興はこの手紙を持って楽和を訪ねたばかりに、大変な災難に見舞われます。
『水滸伝』本伝における彼の境遇の浮き沈みは、メジャーどころの好漢たちも顔負けで、高島先生には「禍福はあざなえる縄の如し」と評されているわけですが、後伝ルートに入ってしまうと、さらなる波瀾万丈が待ち構えているわけですね。
特筆すべきは、一生縁がないだろうと思われた「女難」が、その中に含まれているところ。
後に暹羅島へ渡って兄弟たちと末永く暮らした後伝杜興、最期に見る走馬灯は、日本一の絶叫マシーンのような、凄まじい振れ幅のものになったでありましょう。
「ワシのこの人生、……うーむ、とても一言では語り尽くせんのう」
と思いつつ、先に亡くなった兄弟たちのところへ召されていったことは、想像に難くありませんね。
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