梁山から来ました

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『水滸後伝』第35回あらすじ

李俊は国王に就任し、兄弟たちはいずれも暹羅国の重要な職位に任命される。

 

暹羅の二十四島のうち、青霓島の鉄羅漢、白石島の屠崆、釣魚島の佘漏天は李俊の統治に不服であった。彼らが王位を奪ってやろうと画策しているところに、戦を逃げ延びた革鵬が現れる。

革鵬は日本に兵を借りに行き、関白の率いる一万人の兵を連れ帰って、鉄羅漢らとともに反旗を翻す。

関白らが設けた水寨の軍勢と対峙した関勝らの船は、下から穴を開けられて浸水し、陸に撤退する。関白と革鵬は上陸して城を包囲するが、革鵬は蔡慶を追い詰めるうち、後ろから花逢春に喉を貫かれる。


関勝らは穴のあいていない船を使って鉄羅漢らを夜襲し、水寨を潰すが、陸にはまだ関白と相当数の倭兵が残っている。「倭兵は寒さに弱い」という話を聞いた公孫勝が雪を降らせると、関白と倭兵たちは氷の中に閉じ込められて凍死してしまう。