梁山から来ました

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『水滸後伝』第34回あらすじ

公孫勝は薩頭陀の妖術を破り、革鵾は関勝に斬られる。劣勢に立たされた薩頭陀たちが逃げ出した後、李俊は仲間たちを島へ迎え入れて盛大な宴会を催し、これまでの経緯を語り合った。

薩頭陀と革鵬は、暹羅城に戻る。城は童威らの軍勢から攻撃を受けており、不安がる共濤を、薩頭陀は「娘を嫁にくれるなら今後も働くが、そうでなければこの国を去る」と脅しつけて、共濤の娘を無理やり手に入れる。


宮中に潜む高青は和合児に手紙を届けさせ、外の李俊らと呼応して決起する。花逢春は共濤を捕らえた後、宮中で母や嫁たちと再会する。李俊らは革鵰を討ち取り、国の秩序を整え直して、改めて宴席を設ける。

燕青は楽和らとともに薩頭陀の消息を探すうち、鎮海寺の塔の上にかささぎがいるのを見つけ、射ようとして弩を撃つが、矢は偶然にも塔に隠れていた薩頭陀の目に当たり、大怪我を負わせる。

 

李俊らは共濤と薩頭陀を処刑した後、国王の葬儀を鄭重に執り行う。翌日、国母が「王位を誰かに譲りたい」と言うと、花逢春が李俊を推薦する。李俊は辞退するが、燕青の巧みな弁舌に説得されて、しばらく位を守ることを承諾する。