梁山から来ました

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『水滸後伝』第13回あらすじ

楽和は暹羅城に迎えられる花夫人と秦夫人に倪雲・高青と五百人の兵を付き添わせ、そのまま城に駐留させる。

 

ある日、李俊たちは、台風に遭って船から投げ出された人々を救う。それは高麗に派遣された宋人が国に帰る船で、高麗国王の病気を治療し終えたばかりの安道全が、同僚の侍医・盧師越とともに乗っていた。

李俊たちが設けた宴席で、安道全は朝廷を批判する言葉を漏らす。また安道全は李俊の脈を見、「将来王位を得て非常な富貴に恵まれる」と予言する。


安道全は楽和から、登雲山の孫立に宛てた手紙を預かって再び出航し、やがて登州に上陸する。

一行は道中で登雲山の盗賊たちに囲まれ、山寨に連行されて、孫立らのもてなしを受ける。阮小七は安道全を山寨に迎えたがり、出立を促す盧師越を叱りつけて脅かす。

 

安道全と盧師越は蔡京のもとに復命し、妾の診察を依頼される。盧師越は、安道全が書いた処方とは異なる薬を調合して飲ませ、妾を殺してしまう。

蔡京に責められた盧師越は、「安道全に蔡相国謀殺の下心あり」と讒言し、安道全を捕らえさせようとする。

役人が安道全の家に向かうと、彼は留守であった。役人たちは同居人の蕭譲・金大堅を連行し、知事に突き出す。