梁山から来ました

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『水滸後伝』第9回あらすじ

李俊は梁山泊の仲間たちと別れた後、童威と童猛を伴って太湖に行き、四人の義兄弟(費保、倪雲、高青、狄成)と落ち合って、そこで近隣の住民たちを使って漁をして暮らしていた。

ある日、李俊たちが縹緲峰で雪を愛でていると、天から石板が落ちてきたため、家に持ち帰って神棚に安置する。


一方、常州の郷紳・丁自燮は、常州知事の呂志球と組んで北太湖を私有化し、境界を侵した漁民たちを厳しく罰していた。李俊はこの仕打ちに腹を立て、丁家の漁船を襲ってひっくり返す。

丁は李俊を捕まえようと、李俊たちの根城がある蘇州の知事に訴えるが、呂と丁の横暴を快く思わない知事は、李俊の逮捕を拒絶する。


呂と丁の二人は示し合わせて、呂知事が治める常州で元宵節を盛大に祝い、李俊たちはこぞって見物にやって来る。李俊、費保、狄成が居酒屋で呑んでいると、組子たちが押しかけて彼らを捕らえてしまう。

 

童威が牢を見舞うと、李俊は呂知事の出した釈放の条件を話す。曰く、「十日以内に三千両出すように」とのこと。どうかき集めても二千両しか出せない童威は、残りをどう工面したものかと考えを巡らせる。