梁山から来ました

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『水滸後伝』第8回あらすじ

尹文和とは、 東京を逃げ出した楽和の別名であった。楽和は郭京の申し出を受け、共に王宣慰の家に厄介になる。

春になり、燕子機に遊んだ彼らは、若い公子と二人の佳人に出会う。王宣慰はすっかり佳人に心を奪われ、郭京は公子の方によからぬ下心を抱くが、楽和は彼らを婦人たちから引き離す。郭京は一家の近所に住む老尼から、彼らの素性を聞き出す。二人の佳人は花栄と秦明の未亡人、公子は花栄の息子であった。

 

楽和が王宣慰と郭京に疎まれていることを悟って王邸を辞去すると、二人はこれ幸いと花家の三人を捕らえて監禁する。王は「梁山泊の残党として処罰を受けたくなかったら、自分のものになれ」と秦夫人を脅すが、夫人は頑として承諾しない。
楽和は老尼から三人が捕らわれたことを聞き、花家の老僕の話から、一家を花栄の家族と知る。

 

楽和は老尼にとりなしを頼みにきた汪五狗を丸め込んで三人を救い出し、船で共に逃走する。一同の乗った船は追い剥ぎに襲われるが、下手人はなんと童威であった。