梁山から来ました

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『水滸後伝』第3回あらすじ

孫新が隠れて様子を伺っていると、孫立は事情を知らないまま知事たちに捕まり、役所へと連行されてしまった。その知らせを聞いた扈成は、もと師範の欒廷玉を陥れ、孫立を救い出すための計略を練る。


欒廷玉は登雲山を責めようとするが、三日間籠城されて打つ手がない。そこへもと弟子の扈成が訪れ、「自分は山寨から逃げてきたのだ」と言って、寨の内部の状況を報告する。

欒は扈成の言い分を信じ、城内にいる知事への言付けを頼む。扈成は入城して知事に面会した後、城内から門を開けさせて登雲山の軍勢を導き入れ、放火に知事殺しと大暴れして、孫立を奪い返す。

 

欒廷玉は山を攻めるが、寨はもぬけの空である。慌てて城に戻ろうとする彼の前に孫立が現れて一騎打ちとなり、兵たちは孫新らに追い散らされて逃げてしまう。

扈成は欒廷玉の前に進み出て事情を話し、仲間になるようにと、言葉を尽くして説得する。怒り心頭だった欒もその言葉に心を動かされ、最後には山寨に上がることを承諾する。

登雲山の頭領たちは喜んで寨主の座を譲り、ここに欒廷玉を首領とした登雲山の新体制が確立する。


ある日、山の付近を荷駄運送の一団が通りがかったと報告が入り、孫新と阮小七は彼らを襲いに出かけるが、一団の頭らしき人物と顔を合わせるなり、双方とも驚愕の声を上げる。