水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 010
いったい、豪傑たるもの、彼ら自身の言いかたを用いれば「英雄好漢」たるものの要件としては、この風采というのもだいじなことなのであって、ある者は丈高く肩幅広く、ある者は腰のまわり十囲という巨軀を擁し、ある者はすらりとした色白の美青年、ある者は小さいが敏捷である。
— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月5日
【世界】
『水滸伝の世界』という書物はウィットに富んだ言い回しの宝庫で、日頃から水滸伝に慣れ親しんだ人が読めば、1ページに1回くらいの割合でニヤリとすること請け合い。
当botでは、字数の制約や文脈の関係で、そうした言い回しのうち、ごく一部しか紹介できないのが残念です。
個人的には、特に上記のような文章が好きですね。
はじめの「丈高く肩幅広く」に該当する好漢はたくさんいますが、続く「腰のまわり十囲という巨軀」「すらりとした色白の美青年」「小さいが敏捷」は、誰のことを言っているのか、うっすらわかるところがいいと思います。
しかし、ここで答え合わせをするのは野暮というもの。
皆様、心の中にそれぞれの該当者を思い浮かべてみてください。
もっとも、各特徴に当てはまる好漢が一人ずつしかいないとは限りません。
人によって思い浮かべる好漢が違うとしても、それもまた一興、です。