梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 008


悪の教典』『新世界より』等で知られる貴志祐介先生は、少年の頃に水滸伝に親しまれたことがあるのだとか。
そう言われてみれば、『新世界より』を読んでいて感じる、善悪の基準が揺らぎ、裏返っていく感覚は、水滸伝に近しいものがあるような…って、これはこじつけですねw

ともあれ、『天使の囀り』の前半にある、このくだりです。
高梨さんは一体、天使にどんな名前を囀らられたのでしょうか?
そりゃあ、たとえば「ラインハルト・フォン・ローエングラム」とか言われたんだったら、「出てこない」ということは一瞬でわかりますが、
名字1字に名前が1〜2字とかの、中国人の名前としての体裁が整った文字列だったら……

自分なら、「出てこない」と断言することは、ちょっとできないですね。まずは『水滸伝人物事典』で調べないと。何しろモブが多い作品ですから。

…実はこのとき高梨さんは、ある事情により気が大きくなっていて、どんな懸念も心配事も、彼の前には意味をなさない、そんな精神状態なのです。
これ以上はネタバレになるので言いません。
面白さは保証するので、ぜひ『天使の囀り』を読んで確かめてみてください。

あ、水滸伝はこの一箇所しか出てこないですけどねw

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