梁山から来ました

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

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洛天依ちゃんに歌ってもらった「好漢歌」のこと

【中国語ボカロ】好漢歌を歌ってもらった【洛天依】動画→ https://t.co/0MpJAGPUju @Youtube歌ってもらいました pic.twitter.com/7zSHcdjGX5— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2020年2月12日 さて。 この動画をつくろうと思い立ってから、苦節……3か月…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 072

今日は旧暦1月15日、元宵節。水滸伝の作中では、灯籠祭りの喧噪に乗じ、よく事件が起こる日です。宋江が清風寨で劉高に捕まる[33]、梁山泊軍が盧俊義を救出する[66]、宋江・燕青らが李師師に会う[72]、燕青と李逵が方臘鎮圧の挙兵が行われることを知る[90(11…

【お知らせ】記念日リマインダー機能、実装!!

水滸伝関連書籍botをご利用の皆様、いつもありがとうございます。 そして、大変お待たせいたしました。 旧暦の1月15日、元宵節にあたる本日、以前から告知していた「記念日リマインダー機能」を、ようやくbotに実装することができました。 記念すべき(?)最初…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 071

田虎・王慶は、梁山泊軍と強力な盗賊軍との戦争の話であって〈中略〉敵の有力な大将がたくさん討死するのに、味方が一人も死なないというのもおかしい。そこで、田虎討伐の際に敵の豪傑がぞくぞくと降参して味方に加わり、その連中がつぎの王慶討伐の際にあ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 070

総大将なのだから、どんなに強いやつかと思うと、これがちっとも強くない。たぶん百八人のなかで一番弱いのではないか。いやもっとも、百八人のなかには、医者だとか習字の先生だとかの専門技術者もいるから、まさかビリということはないだろうが、うんと弱…

【朗報?】『射鵰英雄伝』、botに復活!!

「金庸 セリフ&会話bot」をご利用の皆様、いつもありがとうございます。 そして、大変お待たせしました。 『射鵰英雄伝』から引用したセリフや会話が、今日から徐々に、botに復活してまいります。 以前の記事で、 「天→射→神→倚→連→笑→俠→白→碧→鹿→鴛→書→飛→…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 069

たしか中学にはいったばかりのころ、吉川英治の『三国志』を愛読し、関羽や張飛の活躍に胸おどらせた。関羽が死んだ時には、目の前がモウロウとして腰が抜けたようになり、翌日学校へ行って一番仲のよかった友だちに、「関羽が死んだ……」と言ったのをおぼえ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 068

顧大嫂「かやつを、そのままにしておいたら、あたしたちに仇をするのがおち。草を刈るなら根まで抜けって言います。まず、あいつをやっつけて、その荷物を扈さんの手へもどしてあげなくちゃ。そしたら、なくなられた扈三娘への義理もたとうというものですよ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 067

わが国でかたきうちといえば忠臣蔵だが、四十七士が吉良上野を討ちはたして、車座になってこれを食ったりしては、到底人に受け入れられるはずがないし、だいいちそんな話にすることを思いつく人もいないだろう。つまりわが国ではそれは「オハナシにならぬ」…

「武俠好きさんに質問」第17回への回答

世間の評価とは全く関係なく、「個人的に好き」な終わり方の作品はと言いますと、『雪山飛狐』『俠客行』『笑傲江湖』『鴛鴦刀』(全て原作小説)です。 では、一つひとつ見ていきましょう。 …の前に、話題の特性上、ここからはネタバレ全開フルスロットルで…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 066

楊志は、水滸伝のなかで「洒家(サーチャ)」という一人称を用いる数すくない人物の一人である。「洒家」とは陝西方言の「おれ」である。つまり楊志という男はどこから眺めても東方の梁山泊とは縁のうすい人物で、どうしても、河北、山西、陝西あたりを活躍…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 065

およそ人のなす行為のなかで、最も重大なものは、人を殺す、という行為であろう。あらゆる動物のうちで、同じ種類に属するものを殺害するのは人間のみである、ということを聞いたことがある。人が人に殺され得る、ということは、人間が神から受けた最大の呪…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 064

晁蓋は、水滸伝のなかでやや特殊な位置を占める男で、〈中略〉勢ぞろいのすこし前に戦死してしまった。で、勢ぞろいの際には、第一位の宋江よりもう一つ上の神様として祭られることになる。梁山泊の主要メンバーであって百八人以外というのはこの晁蓋一人だ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 063

梁山泊の総大将、〈中略〉二つのアダ名を持つ宋江が登場した。水滸伝第十八回である。もっとも実際に総大将になるまでにはまだまだ紆余曲折があるので、宋江が梁山泊入りするのは第四十一回、この時はまだ晁蓋が健在だから第二位、正式に総大将の地位がかた…

【お知らせ】今後のbotの運用について

「金庸セリフ&会話bot」と「水滸伝関連書籍bot」をフォローいただいている皆様、いつもお世話になっております。 このたびは、中の人のPC故障という事態により通常のbot運用ができなくなり、大変ご迷惑をおかけしております。 さて、botの編集環境の方は、…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 062

#敵だったけど味方になる系で好きなキャラあっ…それ訊いちゃう?話し出すと長くなるんだけどね(ドヤ顔— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2020年1月7日 最近、twitterの検索画面に出てくる人気のタグで、『水滸伝』関係に使えそうなものがあれば、積極…

水滸伝関連書籍bot 2020年の予定

さて、2020年がやってまいりました。全国一千五百万人…はちょっと大げさですが、まあ恐らく数千人はいるかと思われる水滸伝ファンの皆様、あけましておめでとうございます。 今年、水滸伝関連書籍botは、皆様のお役に立てるアカウントになるべく、つぶやいて…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 061

呉用は〈中略〉三つの条件を出しました。李逵がこれに同意したので、二人はさっそく北京へと旅立ちました。黒熊のような、むくつけき巨漢である李逵が、よりにもよって可愛らしげな稚児姿に身をやつし、ひょこひょこ歩いてお供するとは、これまた哄笑を誘う…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 060

〈武器の注文・売買〉魯智深が注文した錫杖と戒刀(第4回)銀子5両→5万円。楊志の宝刀の売値(第12回)3000貫→3000万円。【図解 「水滸伝の家計簿」の項より】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年12月22日 先日に引き続き、『水滸伝』作中に出てく…

YouTubeとTwitterの相性悪すぎ問題について

ここ一日くらい、 「YouTubeの動画をTwitterでシェアするには、どんな方法が一番効果的か?」 ということで頭を悩ませておりました。 なぜって、おそらくここ1、2年のうちにあった仕様変更のせいだと思うのですが、普通にスマホ上で「共有」しただけでは、サ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 059

彼は仲間たちにも良民として生きてほしいと願ったわ。きれいごとばっかり言う偽善者みたいに見えるけど、たぶん宋江って素でこういう人なのよ。何もかも心の底から良かれと思ってやってるのよね。きっと、この底なしの善意が好漢たちの荒んだ心を虜(とりこ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 058

呼延灼「父子三人進退に窮し、このうえは飲馬川に行こうと、ひたすらやって来ると、なんとまのいいことに朱の兄ごに出っくわし、そこへまた思いもよらず楊君にも会えるとは!」【後伝第20回】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年12月14日 後伝のこ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 056

張順は武松のエピソードを思い出し、着物の襟を割き、それを血にひたして白壁に、――人を殺せし者は安道全也と書きつけた。酔いのさめた安道全は、壁の字と死骸とを見て、ため息をついた。――「ひどいことをなすったねえ」【ものがたり】— 水滸伝関連書籍bot (…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 052

三山合流して梁山泊に入った時、「生辰綱」強奪が話題となって一同大笑いとなるが(第58回)、晁蓋・呉用らとのわだかまりは本当になくなっていたのだろうか。楊志の心のうちが気になるところである。【図解】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年1…

水滸伝関連書籍bot 引用元一覧

気になる書籍がありましたら、ぜひ購入を検討してみてください。絶版になっている書籍も、電子書籍での入手が可能な場合があります。(著者名は敬称略) 水滸後伝(略称:鳥居後伝)1~3巻 著:陳忱 訳:鳥居久靖 平凡社 1966年 ISBN:4-256-80058-1, 4-256-…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 048

主人の李応に従って梁山泊入りし、戦後も李応とともに行動した。こうしたことからも、恩を受けた人のためには誠心誠意働くという真面目さを持った男だということがわかる。だが、特に強いわけではないし、豪傑らしい豪快さに欠けており、梁山泊ではあまり活…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 047

魯智深と武松がひとしきり大暴れをし、物語世界を揺さぶったあと、前面から後退すると、選手交代とばかりに李逵が登場し破壊力を発揮するという展開になっています。これは、いいかえれば、長篇小説『水滸伝』の構造において、トリックスターは「並存」しえ…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 046

宣和時代(一一一九―二五年)とはそもそもどんな時代であったであろうか。それは一口にいえば好景気の時代であったといえる。ただしそれは本当に生産が活潑化したうえでの好景気ではなく、むしろ人為的に造り出された表面的な好景気であった。【虚実】— 水滸…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 045

ある時期からは李逵、鮑旭、項充、李袞という歩兵の4人組チームを作って戦うようになった。、李逵はよろいを着ることもあったが、ときに上半身裸で戦うこともあり、基本的に項充と李袞が団牌を構えて左右から李逵の防御を担当した。【プロフ 項充の項】— 水…

水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 043

混江龍李俊、これは私商、すなわち抜荷商売で塩や茶の密売をする。船火児張横、これは私渡と言い、元来、大河川の渡し場は政府が経営して渡し賃を取るのであるが、私渡は渡し船のもぐりであって安い運賃で渡河を引き受ける。もちろん両者ともいつ強盗に早変…